『勝負編4 ~ピンチをチャンスに変える勝利の呼び水とは?~』
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勝利の秘訣【勝負編】4

『激しく攻め続けられた時こそチャンス。そのとき相手の何処かに隙が生まれる。その一瞬を逃さず反撃しろ。大勢は押されても、気持ちでは押し返せ。ピンチはチャンスだ!』

【解説】

《ピンチはチャンス》

『ピンチはチャンス』

この言葉は、武術(格闘技)初心者にとっては重い言葉だと思います。

そんこと言っても・・・。
というところでしょうか?

先輩や実力者と組手などをしても「勝てる気がしない」となると思います。
それでも「負けず嫌い」の人は食い下がることもあります。

それでも覚えておいてください。
「ピンチの中にチャンスが隠れている」と。
「ピンチが逆転につながることがある」と。

もちろん、ピンチが危機であることには変わりありませんが、その中にチャンスが潜んでいることがあるのです。
もっというならば、「ピンチのときにこそチャンスを見つけ出せ」、ということです。

なぜでしょうか?
それは相手が攻撃してきたそのときに、相手のどこかに隙が生まれる可能性が高いからです。
基本的に、攻撃している時には防御意識が薄れています。
攻撃中は隙が生まれやすいのです。
ですから、本当は激しく攻撃されているときこそ、相手の油断や隙が生まれる瞬間でもあるのです。

ですが、「そんな余裕はない」と思うでしょう。
激しく攻撃されて、防御さえできない、という方も多いでしょう。
それでも武術(格闘技)を習得しているのならば、覚えておくべきです。
「ピンチはチャンスになり得る」ということを。
もっと積極的に言うと、「ピンチをチャンスに変えろ!」となります。

《その一瞬を逃すか逃さないか》

よくボクシングの試合で、ポイントでは相手に劣勢だったり、ダウンを先に奪われていたりする選手が一発のパンチでKO勝利を収めるというシーンがあります。
見ている人は驚くと思います。
攻めこまれていた選手ではなく、攻め込んでいたはずの選手がリングに倒れるからです。

これはほとんどの場合、カウンターです。(絶対ではない)
このように、攻撃が有利になっている選手には「油断」「隙」が生まれる確率が非常に高くなります。
もちろん、熟練者や実力者はなかなか油断しないし、隙を見せません。
それでもほんの一瞬の油断や隙が生まれているのです。

問題はそれを見つけ出せるかどうか、なのです。
それを捉えて反撃できるかどうか、なのです。

初心者には難しい高等技術ですが、だからといって初心者が行えないかというとそうでもありません。
問題は、初心者及び中級者の心のなかにあります。

それは激しく攻撃されると「心の余裕」がなくなることです。
どうしたらいいのか迷うのです。
防御しようにもできず、攻撃しようにもうまくいかない、となるからです。

初心者から上級者になるためには、この関門を通ることです。
それは「諦めない心」です。

ピンチの中に隠れているチャンスを見つけ出すには「諦めない心」が必須なのです。
それなくば、永遠に見つけられません。

ですから、「ピンチの中にチャンスがあるはずだ」と自分に言い聞かせてください。
そうして先輩たちとの組手や試合においてそのように心掛けると違った心境に変化してきます。

「その一瞬を逃さず反撃する」
呪文のように自分に言い聞かせることです。

そもそも先輩や実力者に勝てないことは分っていても、だからといって勝負をはじめから投げ出していたら成長しません。
「武の心」に反します。
技術よりも先に「武の心」を成長させるのです。
この場合の武の心とは「諦めない心」です。
心技体、「心」が始まりなのです。

《試合内容は押されていても、気持ちだけは屈するな!》

では、どうしたらいいのか、というと。
「大勢(試合内容)では押されていても、気持ちでは反撃する気力を保て」ということです。

これは簡単なように見えて、非常に難しいことなのです。
どうしても実力の違いを感じると人は弱きになるからです。
それでも強気を維持できる人だけが成長の階段を登ることができるのです。

他の競技でもオリンピックに出場するような選手や常に優勝レースに勝ち進む選手には共通している“ある特徴”があります。
それは「負けず嫌い」です。
負けるのが嫌いな人なのです。
相手が強くても、たとえ先輩であっても、負けるのが嫌な人たちは気持ちで負けないのです。
実力では負けても気持ちが屈しないのです。
だからこそ、成長し、勝利を勝ち取るようになるのです。

だから、あなたも勝利をつかみたいのならば、気持ちで屈しないことです。
試合内容が敗戦でも、気持ちだけは屈していない。
たとえ激しく攻撃され、ポイントを多く奪われ、ダウンを奪われても、「なにくそ!」と思って挑んでいく。
そんな気持ちがある人は勝負の世界で必ず成長します。
逆にそうした実力の差によって気持ちまで萎えてしまう人は、その後の成長は止まります。

「試合結果では負けてもその後の“成長の種”にする」それが重要です。
そのためには「気持ちで負けない」ことです。
逆に、どんなに打ち込まれても気持ちだけは相手を押し込む意気込みを見せることです。

《まとめ》

「ピンチの中にチャンスが隠れている」
「ピンチが逆転につながることがある」
心掛けるべきは「ピンチのときにこそチャンスを見つけ出す」こと。
基本的に、攻撃している時には防御意識が薄れる。
攻撃中は隙が生まれやすい。
「ピンチはチャンスになり得る」
もっと積極的に言うならば、「ピンチをチャンスに変えろ!」。

攻撃が有利になっている選手には「油断」「隙」が生まれる確率が非常に高くなる。
問題はそれを見つけ出せるかどうか。
それを捉えて反撃できるかどうか。
初心者から上級者になるための関門=「諦めない心」を身につけること。
ピンチの中に隠れているチャンスを見つけ出すには「諦めない心」が必須。
技術よりも先に「武の心=諦めない心」を成長させること。

大勢(試合内容)では押されていても、気持ちでは反撃する気力を保て。
勝利を多く掴む人に共通する特徴は「負けず嫌い」の気持ち。
そのときの実力(試合)では負けても気持ちで屈しない者は成長し、未来の勝利を勝ち取る事ができる。
「試合結果では負けてもその後の“成長の種”にする」
そのためには「気持ちで負けない」
逆に、気持ちだけは相手を押し込む意気込みを見せること。

勝負編4

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