
心得14
『勝つと強く思ったほうが勝つ! 負けたらどうしようと思う心を粉砕し、勝つことのみを腹の底から思え! 勝利を信じることも実力のうちだ!』
【解説】
《勝利を導く心理法則》
武道や格闘技を習得している者ならば、「勝ちたい」ですよね!
でも、最終的に「勝ち」で終るのは優勝者(トーナメント戦の場合)だけ。
優勝者以外は負けて終わる。
それでもいくつかの「勝ち」を得ることが出来れば、充実感はあるかもしれません。
しかし、1回戦で敗れた、総当たり戦で1回も勝てなかった…。
となると、悔しさと不甲斐なさしか残らないかもしれません。
それでも「次こそ勝ってやる」と思える人は必ずいつの日か「勝利」を手にするでしょう。
武道や格闘技などの勝負事には肉体的条件を抜きにすれば、ある法則が働いています。
それは「勝つと強く思った方が勝つ!」という心理法則です。
「相手よりも勝ちたいという気持ちが優っている方が勝つ」ということです。
「より強く勝ちたいという願望を描いた方が勝つ」のです。

《心の作用と強さは密接に結びついている》
そうは言っても負けが続く、どうしても同じ相手に勝てない、となると自信を失います。
基本的に、「勝利=自信(強さの)」となっているはずです。
ですから、試合に勝てない人は武道者(格闘技者)としての自信を形成することが難しいはずです。
「俺は負けることなど考えたことがない」、という方はこの記事から離脱してもらって結構です。
そういう方向けの話ではないからです。
「勝ちたいのに勝てない」
「強くなりたいのに自分に自信が持てない」
という葛藤を抱えている方向けの話です。
基本的に、大多数の人にとっては対戦相手が自分よりも強く見えるはずです。
または、「もしかしたら自分よりも強いかもしれない」と不安がよぎるはずです。
体力や技の技量、スタミナ等という肉体的な条件だけでは勝利は得られないのです。
勝利するためには「心」も強くなければいけないのです。
心の強さとは?
これを考えるのに逆から考えてみましょう。
心の弱さとは、「負けるかもしれない」「勝てる気がしない」という自信喪失状態のことです。
心の法則は、「心で描いたものを引き寄せる」なのです。
ですから、自らの負けを予想したその度合いに応じて負ける確率が高まります。
つまり、負けると強く思えば思うほど負けます。
勝てないと強く思えば思うほど勝てません。
それが心の法則です。
逆もまた「真」なり。
「勝ちたい」と強く思えば思うほど、「勝ち」は近づきます。
「勝利」を心で強く描けば描くほど、「勝利」は実現します。

《勝利を信じることも実力》
ですから、勝ちたいと思うならば、負けると思うな!
「負けるかもしれない」「勝てそうもない」という心を粉砕することです。
心は2つのことをいっぺんに思うことができません。
負けるかもしれないと不安でいっぱいのときに、勝つぞ!と強く思うことはできません。
ですから、勝つという思いを出すには「負けるかも?」という気持ちを「勝つぞ!」という気持ちに入れ替えるのです。
または変換するのです。
勝つことだけを念じるのです。
実は、勝ちたいと強く念じることにも「実力」があるのです。
心の力にも「実力の差」があるのです。
単なる身体能力、技の優劣だけで勝負は決まらないのです。
(もちろん大きな要素ではある)
勝ちたいならば「勝利のみを心に念じる」ことです。
勝者となりたいならば「勝つぞ!という情熱の炎だけを燃やす」ことです。
勝ちを求める心を強くすることです。

勝利を信じることも実力のうちなのです!
勝つことを信じられる根拠がそれまでの自分の努力であることは言うまでもありません。
《まとめ》
武道や格闘技などの勝負事には、「勝つと強く思った方が勝つ!」という心理法則がある。
「相手よりも勝ちたいという気持ちが優っている方が勝つ」
「より強く勝ちたいという願望を描いた方が勝つ」
体力や技の技量、スタミナ等という肉体的な条件だけでは勝利は得られない。
勝利するためには「心」も強くなければいけない。
心の法則は、「心で描いたものを引き寄せる」。
自らの負けを予想したその度合いに応じて負ける確率が高まる。
「勝ちたい」と強く思えば思うほど、「勝ち」は近づく。
「勝利」を心で強く描けば描くほど、「勝利」は実現する。
勝ちたいならば、負けると思うな!
「負けるかもしれない」「勝てそうもない」という心を粉砕すること。
勝ちたいと強く念じることにも「実力」があり、心の力にも「実力の差」がある。
勝ちたいならば「勝利のみを心に念じる」こと。
勝者となりたいならば「勝つぞ!という情熱の炎だけを燃やす」こと。
心得14
『勝つと強く思ったほうが勝つ! 負けたらどうしようと思う心を粉砕し、勝つことのみを腹の底から思え! 勝利を信じることも実力のうちだ!』
押忍!